甘やかさない

二度命令を出して従わないときは、お尻を押さえて座らせるなど、飼い主が手伝ってやります。また、一度出した命令を取り下げるようなこともしてはいけません。甘やかさないということは、しつけには非常に大切なことですが、実は、これが、しつけを行う上で一番難しい事なのかもしれません。根気よく教え、反復練習を繰り返して覚えさせていきます。

出来ない場合は、叱らずに、手伝って出来るようにしてあげればいいのです。犬はそれほど集中力がありません。また、褒美としてのおやつを過剰に与えることもやめましょう。犬は、一度や二度教えただけで覚えるということは、まずありません。

飼い主が甘やかしたり、命令を取り下げたりして、しつけの基準を曖昧にさせてしまうことで、犬はいけない事が何なのか分からなくなりますし、自分が家族(群れ)の中のリーダー、もしくはリーダーの次に偉いのではないかを思わせてしまうことになります。ただし、命令に従わせるまでに時間がかかりすぎるのも逆効果です。従わないから、出来ないからといって、カッとなって叱ることはやめてください。これらのことは、犬を可愛がっているということではなく、単に甘やかしているだけです。

手伝って出来た場合でも、命令に従ったことになりますので、必ず褒めます。食事の前に「おすわり」と命令をだしたのに、座らないから仕方がないといって食事を与えてしまうと、命令に従わなくてもいいということを覚えてしまいます。しつけが思うように進まないと、時に「これくらいは、まぁいいや」という気持ちになってしまいますが、一度決めたことに関しては絶対に妥協をしてはいけません。